ボードゲームレビュー


勝利への道 ☆☆☆☆☆☆☆ 

高い点数になるようにタイルを集めて,ゴールまでの勝利への道を歩みましょう!しかし,道のりは厳しいです。

勝利への道

スタートとゴールの間に32枚のタイルを並べます。これが一応基本の並べ方ですが,慣れてくると他の並べ方やランダムでも良いようです。赤はマイナス点のタイル,ベージュはそのマイナス点をプラスに変える超うれしいラッキータイル,緑はプラス点のタイルです。

勝利への道

3人でのプレー。コマは1人3個です。ダイスを振って任意の自分のコマを動かします。自分のコマがタイル上に1つだけの時,そのコマを動かすとそこのタイルを取ることができます(取らなくてはなりません)。今,−4に赤と青がいますが,どちらか先に動く方はタイルを取れず(取らなくても良く),1個だけになって動くときに取ります。

勝利への道

ベージュのタイルの上にあるのは番人コマ,番人コマは何か他のコマが一緒にあると,移動させることができます。つまり,最初,ラッキータイルは1度では取れないと言うこと。この赤のように自分のコマを置いて,番人コマを先に移動させて,赤コマ1個になれば取ることができます。うまい具合に進めています。

勝利への道

取ったタイルの後は空きますが,そのまま飛ばして数えて続けます。ラッキータイルに青と赤がいて,互いに牽制しあいます。相手が先に動くのをじっと待つ展開に。

勝利への道

この先も番人コマを動かしながら,タイルの獲得を狙いますが,どうも黄は巡り合わせが悪く,ラッキータイルもプラス点のタイルもうまく取れません。

勝利への道

後半のマイナスタイルでのせめぎ合いが続きます。ラッキータイルの枚数分はマイナスタイルを持っていてもプラスになるので取りに行きたいし,なければ何としても取らずに通過したいのですが・・・

勝利への道

なんやかんやとみんなゴールイン。何とも惨め目な得点です。マイナスタイルのオンパレードで,全く問題外の最下位に・・・。何でこうなるの!?

これもシステムとしてはよくあるタイルを獲得して得点を得るタイプのゲームです。コマが1個の時だけ,取ることができるルールや番人コマによって,価値のあるタイルは取るのに一手間以上必要なのも効果的です。欲しいタイルの上では,我慢比べになって先に動かなくてはならない方が悔しい思いをします。大きなマイナスタイルを取っておいて,ラッキータイルでプラスに変えるか,人のコマの動きに便乗して,うまく渡りきるか,いろいろ悩みどころもあります。タイルを集めるゲームは,短時間で手軽に楽しめていいですね。
※2011.7.5

勝利への道(Verflixxt!) ゲームデータ

勝利への道
○デザイン Michael Kiesling / Wolfgang Kramer
○発  表 2005年
○メーカー Ravensburger
○2〜6人用 約30分
○難易度  やや低め
○ゲームストアバネストで購入