世界のゲーム賞あれこれ

有名なドイツ年間ゲーム大賞を始めとして,世界各国で,いろいろなボードゲームの賞が設定され,ボードゲームの普及・発展に一役買っています。どこでも,いつでも,たくさん目にする有名なゲームもあれば,自分の知らないゲームもあります。納得のゲームもあれば,自分とは合わないかなというゲームもあり,賞のランクを見ているだけでも楽しいです。
■ここでは,世界各国のゲーム賞を紹介していこうと思います。いろいろな国を少しずつ加えていきますので,最終的にはいつくになることやら・・・。お楽しみください。
■このページでは,それぞれの賞の概要を掲載しています,賞のランク作品一覧は左のメニューからお入りください。

◆2012.8.6更新・・・ドイツ年間ゲーム大賞,日本ボードゲーム大賞,オーストリアゲーム大賞,オランダゲーム賞
◆2011.10.15掲載・・・オランダゲーム賞・アラカルトゲーム賞
◆2011.9.17掲載・・・フィンランド・ゲーム大賞
◆2011.8.29掲載・・・オーストリアゲーム大賞・国際ゲーマーズ賞
◆2011.8.26掲載・・・ドイツ年間ゲーム大賞・ドイツゲーム賞・日本ボードゲーム大賞

ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)

ドイツ大賞  赤いロゴがよく目立つ,ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞です。1979年より始まり,ゲーム評論家など、専門家が集まった選考委員会によって選定されています。7月頃に大賞が決定します。受賞の作品を見てみると,その年々の傾向や,方向性への意志を感じることもあります。2011年からよりゲーマー向きのエキスパート大賞を設定し,キッズゲーム大賞との3本立てになっています。

ドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)

ドイツ賞  ドイツゲーム賞は、ドイツのゲームファンによって選定される、ボードゲームの代表的な賞です。ドイツ年間ゲーム大賞と間違いやすいので注意。ゲームファンによる投票と言うことで,相対的に難易度の高いゲーマーズ・ゲームに人気が集まる傾向があります。ドイツ年間ゲーム大賞の作品よりこちらの作品の方が合うなと思われるみなさんは,もう立派なボードゲーム・フリークです。1990年に始まり,インターネットで誰でも投票できるようですので,是非どうぞ。また,キッズゲーム賞と模範ルール賞も合わせて決定されています。

日本ボードゲーム大賞

日本賞  「世界のボードゲームを広げる会ゆうもあ」がボードゲームを文化として広め、一般家庭や友達仲間に浸透させ、購入などのわかりやすい指針とするために,2002年から始まりました。現在は,広く一般からの投票による投票部門と選考委員会による選定部門の2つの賞が選ばれています。

オーストリアゲーム大賞

オーストリアゲーム大賞  ウィーン・ゲーム・アカデミーの委員の審査によって決められている賞。家族や友人と楽しめるものという感覚で選ばれており,ゲームフリークを意識したものではないようです。2001年から始まりました。ここのロゴも何かの箱で見たような気もしますが・・・。

国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)

国際ゲーマーズ賞  2000年から始まった賞。世界各国の審査委員によって世界規模で最高の作品を選ぶことを目的としています。ゲーム・フリークだけでなく,一般の人々にも認められる作品を。「ゲームの素晴らしい世界」を世界中に広げることを大いに望んでいるそうです。前年の7月から今年の6月にリリースされた作品から選ばれています。3人以上で行うマルチプレーヤー部門と2人プレーヤー部門の2つから成っています。

フィンランド・ゲーム大賞(Vuoden Peli)

フィンランド・ゲーム大賞  1994年から始まった賞。フィンランド玩具協会の主催。輸入業者や製造業者がコストを支払い登録したゲームを,審査員がテストをして評価をしているそうです。ファミリーゲーム賞・アダルトゲーム賞・チャイルドゲーム賞があります。

オランダ・ゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)

オランダ・ゲーム賞  2001年から始まりました。6月から翌年の5月までにオランダで発売されたゲームが対象です。審査員が評価したゲームから4から10作かをノミネートしています。その後一般の投票で対象が決定し,毎年10月に発表されています。

アラカルトカードゲーム賞(A la Carte Preis)

アラカルトカードゲーム賞  1987年から続く老舗のボードゲーム・カードゲーム情報誌”フェアプレイ誌”が選ぶカードゲーム賞。秋のエッセンで表彰されるようです。