ボードゲームレビュー


タイムライン ☆☆☆☆☆☆ 

 PPC複写機の発明っていつ?コンピュータの発明より前?後?とっても簡単なルールなのに悩ましい,世界史に挑戦する知識と感の勝負。

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 歴史上の出来事がかかれたカードをそれぞれ4枚手札として,手元に置いてスタート。最初に場に置かれたカードより年代が前か後かを考えて手元のカードをプレイします。

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 中央に置かれたのがPPC複写機の発明1938年,手元にあるのはこの4枚。どれを出そうか。

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 まずは堅く,アメリカ独立戦争(南北戦争のこと),当然1938年よりは前,置いたら裏返して年号を確認します。合っていればそのまま,間違っていれば山札から1枚引きます。で,最初に手札をなくしたら勝ちです。

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 こうしてどんどんプレイされていくので,置き場所が難しくなっていきます。間の期間が短いと特に難しくなる寸法。

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 だれかが確率論とかいう難しいカードを黒色火薬の発明630年より前だ!と置いたら何と1654年だなんて!結構オーとか言って盛り上がります。

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 もう12枚も並んでいます。ここまでくると,ある程度の歴史の知識も駆使しないとなかなか当たりません。自分は何度かミスしてまだ手元に3枚残し。

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 最後1枚になったkawaさんですが,何ともラッキーなことに,恐竜の絶滅などという楽勝カードで,手札を使い切り勝利。これが最後ではまあ,どうしようもないですね。

 インスト30秒,でも悩ましい。歴史の知識も,ないよりは,あった方がよりおもしろい。そのうち年号も覚えてしまうのではないかと思っていても,220枚もある膨大なカード,そうは覚えられるものでもなく,すぐに,手軽に何度でも楽しめるナイスなゲームです。日本版になって良いのですが,箱がぺらぺらでしょーもなく大きく,持ち運びにはカードだけ袋に入れて行くのがいいでしょう。あと練習用のゲームCDもついています。密かに特訓しますか!?
※2013.2.27

タイムライン(Timeline) ゲームデータ

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○デザイン Frédéric Henry
○発  表 2012年
○メーカー Asmodee(日本語版HobbyJapan)
○2〜8人用 約15分
○難易度  軽め
○アマゾンで購入


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