こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう

ボードゲームレビュー

お邪魔者　☆☆☆☆☆☆☆　

掘って掘って掘り進め！めざすは金の財宝。みんなでこっそり協力して進もう。しかし，だれかは行く手を邪魔する者なのです。金にたどりつけるか，邪魔する者が勝つか？

10人全員でのプレーです。それぞれに役割カードを配ります。3人または4人がお邪魔者。その他が金鉱堀りになる勘定です。手札は４枚。金鉱の入口と出口をセットしてスタート。

最初の手札はこんな感じ。アクションカードはなく，通路のカードだけでした。通路のカードは場のカードの通路につながるように出します。

こんな感じに通路を伸ばしていきますが，お気づきのように一枚配置が間違っています。実はしばらく気がつかずここではそのまま進めてしまいました。十字の通路は左右がつながらないのでこんな置き方はできませんでした。あれあれ・・・。

実はこのラウンド，さらに重大な間違いを！右の方の通路はスタートからどこも繋がっていないのでこのような配置はできませんでした。どうも変だとあとから気づきましたが，このラウンドは気づかずそのままやってしまいました。

通路以外のカードは，相手のアクションを封じるカードやそれを復活させるカード，落石で通路を一カ所開けるカード，一カ所宝のカードを確認できるカードがあり，だれが金鉱堀りでだれがお邪魔者か何となく推理をしながらプレーしていくのが楽しいです。ときには，わざと違うことをしてみたり・・・。

結局このラウンド，カードの配置間違いもあり，まったく金鉱に届かず，お邪魔者の勝利。４人のお邪魔者がおり，お宝２個ずつゲットです。

第２ラウンド，左の方のすっぽり空いているのは落石を使って通路を取った後，この後，うまく当てはまるカードを置くことができ，さて，どちらに有利に置けるでしょうか。

結局第２ラウンドもお邪魔者勝利。連続お邪魔者だった人はお宝４個でリードです。そして第３ラウンド，こんどこそ金鉱掘りに勝利は来るのでしょうか。今のところスムーズに掘っていますが・・・。

何と驚異のループをつくられてしまいました。ぐるぐるぐるぐる・・・。何とかしないと先に進めません。

がんばったものの，きわどいところで絶妙の邪魔をされ，結局またもお邪魔者の勝ち！今回はお邪魔者を２回プレーした人がお宝４個で勝利でした。うーん，もうちょっと簡単にたどりつけたはずなんだがなあ？

誰が仲間で誰が敵か，プレーの一手一手での読み合いが楽しく，密かな協力プレーにワクワクするパーティゲームです。１０人までできるので大勢で「あーだこーだ」とわいわい楽しむにはもってこいですね。今回，最初はカードの配置ルールを間違えていたのでお邪魔者が有利だったのはともかく，その後もお邪魔者が勝ったのは，邪魔がうまかったのか，金鉱掘りの信頼関係がまったくなかったのか，一度も金塊にありつけなかったのは残念でした。自分以外はみんな初めての子どもたちで，アクションカードの効果を今ひとつうまく使えませんでしたが，とても楽しむことができました。パワーアップしたお邪魔者２もでているので，次は２をやってみたいと思います。
2011.12.7

お邪魔者（Saboteur）　ゲームデータ

○デザイン　Frederic Moyersoen
○発　　表　2004年
○メーカー　AMIGO Spiel(日本語版Möbius)
○３〜１０人用　約30分
○難易度　　やや軽め
○すごろくやで購入