ボードゲームレビュー


メトロ ☆☆☆☆☆☆☆

 時は1892年,パリでの地下鉄計画に参加です。なるべく長い路線ができるように線路タイルを組み合わせて素敵な路線を作りましょう。今回6人でのプレイ。

メトロ

 6人だと列車は1人5個です。なかなか厳しい戦いになりそう。駅の配置は,プレイ人数によって決まっています。各自線路タイル1枚を持ち,それを配置するか,山札を捲って配置するかです。ルールはそんだけ。

メトロ

 これがなかなか厳しい。自分の路線を長くと思っていても,むしろ人の路線を短くという方が中心になります。もうこれで,角の緑と青にはチャンスがわずかになってしまっています。あと,タイルは必ず矢印の方向に置きます。

メトロ

 中央のセントラルターミナルに繋がると得点が倍になるのですが,なかなか許してもらえません。左の紫は既に2枚のタイルで繋がってしまって,終了・・・。通ったタイルの枚数分が点数なので3点・・・。

メトロ

 オレンジも行って戻って終了って,こんな地下鉄作ってどんな都市計画なんでしょう。

メトロ

 超複雑な迷路のように線路が延びていきます。緑は何とか11枚分の得点の倍で22点を得ましたが,他があまりにしょぼくて全体の得点は伸びず。

メトロ

 こうしてタイルで埋めつくされ,必ず全ての路線が繋がるようになっているのが美しい。できあがったパリの地下鉄は美しくない?自分は22点の路線も役に立たず,青と紫がデッドヒートを繰り返しての最終,青の勝利でした。

 もともと1997年の発表という昔の作品ですが,何となく気になっていて,今年(2016年)とうとう入手。とんでもないパリの都市計画を楽しむことができました。タイル配置と線路というと楽しめない訳がありません。人数によって感覚は違うかもしれませんが,6人だと手番が回ってくるまでに,たいてい1路線は最短で閉じられてしまうし,逆に閉じてやろうと思うので,どこかうまくすり抜けて長くできると勝機がやってきそうでした。3,4人だとまた違った展開になるでしょうね。とにかく,簡単で,互いの会話も弾み,6人までできるのは,初めての人にも勧めれて,ゲーム会では重宝する一作になります。
※2016.5.8

メトロ(Metro) ゲームデータ

メトロ
○デザイン Dirk Henn
○発  表 1997年
○メーカー Quenn Games
○2〜6人用 約30分
○難易度  中ぐらい
○AmazonUSAで購入