ボードゲームレビュー


街コロ通 ☆☆☆☆☆☆☆

 あの街コロのリメイク版です。海外では街コロレガシーなどというものも出ていますが、こちらは本家から登場。

街コロ通

 まずセットアップが簡単。勝利条件となるモニュメント、7〜12の出目の建物、1〜6の出目の建物をそれぞれ5種類が並ぶように、山札から引いて配置。同じカードが出たら重ねるので枚数は5枚とは限らず5種類を並べます。

街コロ通

 最初に4金だったかな?をもらい、初期カードを購入できます。金額に合わせて複数枚持つことも可。

街コロ通

 今回、最初からダイスを2個振る選択肢もあります。場の状況に合わせて2個振るか、1個振りで勝負するか。同系のカードでコンボを狙いたいところですが、場に5種類のカードしか出てこないのが、思うようにはいきません。

街コロ通

 あと、出目による効果の発動のあと、所持金が0だと1金もらえる救済があって、とりあえず1金の建物があれば購入する機会が必ずあるようになっています。

街コロ通

 モニュメントも常に5種類でており、なかなか強烈な効果のものもあって後半はどんどん派手な展開に。4人とも2枚ずつのモニュメントを建てあい、お金の動きが激しい中、誰に出目の女神が微笑むかの盛り上がり。

 通常の街コロは何回かプレイしていますが、カードの準備が結構面倒だったり、拡張のカードも含めるとだんだん複雑すぎる感じがありましたが、これは建物カードも厳選され、非常にすっきりまとまっています。常に5種類のカードだけあるので、カードのコンボを組ませるのにほしいカードが出てこないなどということもありますが、もともとダイス運を楽しむゲームなのでカード運も楽しまないといけなところでしょうか。後半お金を取り合うなど派手な動きもあって盛り上がります。サクッと楽しむにはとても素晴らしい一作です。
※2020.8.24

街コロ通(Machikorotsu) ゲームデータ

街コロ通
○デザイン Masao Suganuma
○発  表 2020年
○メーカー Grounding
○2〜5人用 約20分
○難易度  軽め
○Groudingで購入