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ボードゲームレビュー

黄金都市　☆☆☆☆☆☆　

島に上陸したら，商館を建てながら中心部の黄金都市へ行こう。どこも早い者勝ち！うかうかしていると，都市の中心にはたどり着けません。

初期状態。島の周辺が４つの地形になっていて，中央部が黄金都市，黄金都市も内周・外周と二層になっています。島の周囲にある桟橋をスタートして，商館を建てながら中心を目指します。最初は桟橋とランダムに引いた地形カード１枚もって出発。

ボードの横には，ラウンドの得点源を示す決算カード，途中の村で手に入る商品カード，都市の中心に入るために必要な鍵カード，終了時に得点になるボーナスカードがあります。ゲームの開始は，６枚の地形カード(３人プレーなので)の取り合いから始まります。手番順にほしいカードのセットに手袋を置きます。重なるとコインの支払いが必要なので，なるべくかぶらないように…

最初は任意の桟橋からスタート，桟橋へは，桟橋カード１枚，村へは，同じ地形カード２枚をプレイして商館を建てます。なるべく決算カードが示す場所に商館を建てたいのですが，全ては無理なので狙いを絞っていきます。商館を建てるとそこに描かれているマークによって，コインやカードが手に入ります。

一回り商館を建てるとすぐに決算。決算カードにある地形に商館を建てていたり，描かれている商品を持っていたりすると得点がはいります。また，独占していると更に得点が入ります。

これらを繰り返しながら，黄金都市を目指します。都市の中の区画には，一番目と二番目に入るとボーナスで得点がもらえます。一番中心の区画は更に高得点をゲットできるチャンス。どこかの村で鍵カードを入手しておかねば…，鍵カードは６枚しかありません。みんながみんな都市の中心に入れるわけではありません。

決算カードがなくなるか，誰かの商館が全て建てられたらゲーム終了。そこまでに獲得した得点を合計して最も多いプレーヤーの勝ち。早めに中心部入った青が点を伸ばして優勝。黒の自分は，一歩及ばず接戦でした。

やることははっきりしており，とても分かりやすいゲームです。都市の中心目指して，なるべく早く通り道を確保していきます。その途中で，鍵やボーナスのカードも上手に手に入れておきたいところ。３人プレーだったので，そんなに厳しい道の取り合いにもならず，地形カードの取り合いも穏やかで，それぞれ順当に必要なことをやって高得点を目指す形になりました。プレーそのものは，とても好きですが，緊張感や盛り上がりに少し欠ける気がしました。４人でやると，もう少し熾烈な道の奪い合いになってよりおもしろいと思います。
※2011.8

黄金都市（goldenstadt）　ゲームデータ

○デザイン　Michael Schacht
○発　　表　2009年
○メーカー　Kosmos
○３〜４人用　約60分
○難易度　　中
○サイコロ・ランドで購入