ボードゲームレビュー


ガーデン ☆☆☆☆☆☆☆ 

 庭にきれいなタイルを配置しながら,自分の色の花畑を広げていきます。いち早く8枚の自分だけの花壇を完成させた人が勝ち。4人でのプレー。

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 スタートタイルの上に自分の駒を置き,スタート。ここから道や川がきちんとつながるようにタイルを配置していくことになります。

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 目的は,タイル4つが接する角を自分の色が最多になるようにしていくこと。そこで,そのタイルを8枚先に置ききることです。しかし,ただ単にタイルを置けるわけではなく,置いたタイルに自分の駒が移動できないといけません。どうやってまわりこんでも構わないので,駒が道を通ってそのタイルにたどり着けないとダメなのです。

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 これがなかなか悩ましいことこの上ない。手元にもう一つ駒があるのでこれをどこかで載せて,あとはその二つでどうするか。自分の色の花壇が多数を占めそうな場所があっても,相手の駒が道を邪魔して動けないなんてこともよくあります。タイルの絵柄もなかなかいやらしい・・・。

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 自分だけでなく,タイルを配置したときに相手の色も多数になるような場面もあってどうしたものか,相手が多数を占めそうなところもつぶしておきたいし。この写真のような配置だと,右の方は川ばかりでタイルの配置は非常に厳しいのです。

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 青が先に8枚置ききって,最終ラウンド,自分の赤もそのラウンドで8枚置き切れたのですが,それが同時に青も追加で完成させてしまうタイルで,何とも残念なこと。9枚ということになってしまい青の勝利。

 タイルを場に配置していくゲームはいろいろありますが,これもちょっとしたアクセントが効いていて楽しい作品です。配置するタイルに駒を移動しなくてはならないのは,相手の駒をブロックするのに生かすことができて,こうしたタイル配置系には珍しく互いの駆け引きもあって盛り上がります。やはり4人でプレーするのが一番だと思います。
※2014.12.1

ガーデン(Gardens) ゲームデータ

ガーデン
○デザイン Perepau LListosella
○発  表 2014年
○メーカー KOSMOS
○2〜4人用 約45分
○難易度  やや軽め
○イエローサブマリンで購入