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ボードゲームレビュー
ファミリア ☆☆☆☆☆☆☆☆
強力な要員をスカウトして，強大なマフィアのファミリーを築くのです。二人専用ゲーム。
最初は弱っちい４人のメンツ。こいつらを使ってでかいファミリーを目指します。
０のレベルのカードはそのまま手に入れることができます。後は，基本同じレベル（数字）のカード２枚出して，次のレベルのカードを取ることができます。青の０を２枚だして街から青の１をスカウトし手札に，使った２枚の内１枚は手札に戻り，１枚はアジトに置きます。
４種類のカードはそれぞれ特徴があり，黄色はカードのレベルを下げる，青はアジトの仲間と手札を入れ替える，緑は１ランク下がるものの，ジョーカー的に使える，赤は特技はないが点数が高いといったところ。それらを駆使して，できれば高得点の赤のカードをたくさん集めたいのです。
アジトにだんだんカードが貯まってくるので青のカードをうまく使って出し入れをしていかないと，手詰まりになっていく恐れもあります。まだ前半で，ほとんど得点になっていません。
黄色のレベルを下げるカードはなかなか強力。もし２下げれれば，街の２のカードを０としてそのまま確保できるのです。山札が二回無くなると終了になります。
ずらりとたちの悪そうな男どもが並んでゲーム終了へ。ここは，赤の高得点カードをうまく集めた自分が制してマフィアのボスに君臨しました。
コレクション系のゲームですが，カードの雰囲気といい，カードの効果といい良い味を出していてとても楽しめます。黄でレベルを下げ，青で手札とアジトのカードをうまく入れ替えてと。手札のやりくりの妙を悩みながら，相手よりも早く赤の高得点カードを制していくのが勝利への道でしょうか。たぶん３０分も掛からないので，何度でもやってみたくなる二人用としてはかなり出来の良い作品だと思います。カードのメンツは全員違うし，カードの背景もうまくつながるようで凝ってます。
※2014.7.5
ファミリア（Famiglia） ゲームデータ
○デザイン Friedemann Friese
○発 表 2010年
○メーカー 2F-Spilele
○２人用 約30分
○難易度 やや軽め
○テンデイズ･ゲームズで購入
