ボードゲームレビュー


エルフェンランド ☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 発売は15年ぐらい前になる定番のボードゲーム。久しぶりにプレイしたので,ここでご紹介。最大人数の6人でプレー。エルフェンランドを最も上手に巡り,目的の街に到達できるのはだれでしょうか?

エルフェンランド

 出発の街以外に20の街や村,冒険者は密かに最終目的地を知り,旅に出ます。エルフェンランドに広がる道は交通手段が限定されます。手番順に乗り物チップを道に配置。この乗り物じゃないと通れないのです。

エルフェンランド

乗り物チップは内緒の1枚と,あとはオープンな4枚。ラウンド毎に1枚は残せます。赤いのは障害物チップ,これはゲーム中1回だけ使えるので,ここぞと言うときに妨害するために使います。(もちろん使われます・・・。)

エルフェンランド

さて,全員がいいだけチップを置いたら,いよいよ出発。1人ずつカードをプレイし,進みたいだけ進めるだけ進みます。道に置いてあるチップに応じてカードをプレー。どうしてもなければ任意の3枚で進むことも可能。寄った街々で,自分の色の駒を回収します。これがそのまま得点。1ラウンド目はあまりいいチップが置けなくて少ししか進めませんでした。

エルフェンランド

地形によって使える乗り物に制限があり,場合によっては2枚カードを使わないといけない乗り物もあります。自分にカードがないチップを置かれると痛いし,逆にほくそ笑むこともあり,それぞれの思惑が交錯するどきどきの時間です。チップで乗り物が決まったら,手札のカードを駆使して進むのみです。

エルフェンランド

2ラウンド目は結構進むことができ,ここまで9個の駒を確保。最終目的地が決まっているので,最後にそこに到達できるようにできる限りの道を辿っていくことが大事です。

エルフェンランド

4ラウンドで最終。がんばったものの,最後の道に使えないチップを置かれてしまい目的地に到着できず15点どまり。優勢に進めいていたsawaさんを気をつけていたら,するりと目的地へ到達してしまったgimaさんが18点で勝利。いやあ残念。

 実に数年ぶりにプレーしましたが,やはり名作の1つですね。チップとカードの自由にままならない悩みどころと,他がどんなチップを置いてくるのかの駆け引きが心地よい緊張感を生み,カードをプレイして街を巡るのは冒険気分で楽しいものです。1990年代の後半にこんな素晴らしいゲームがあったなんて,ほんとにうらやましい限りです。
※2013.2.1

エルフェンランド(Elfenland) ゲームデータ

エルフェンランド
○デザイン Alan R. Moon
○発  表 1998年
○メーカー Rio Grande Games
○2〜6人用 約60分
○難易度  中ぐらい
○オークションで購入