ボードゲームレビュー


23 ☆☆☆☆☆☆ 

1から23まで,なるべく間を開けずに順番に,カードが出せたらいいのだけど,もちろんそんなことはあり得ない!失点を最小限に抑えよう。

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カードは全部で66枚(3以上は3枚ずつあり)ですが,4人プレーなので使用カードは60枚,6枚は配られません。ボーナスチップ3枚と手札15枚もってスタート。さらに手札から3枚を捨てるでの,全部で18枚のカードが抜けています。1を持っているプレーヤーが1を出してよーいスタート。

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ルールは単純明快!手札から昇順にカードを出していくだけです。ただし,続き数字にならずに,間が空いてしまって続けられないと罰が。1−2−3と続いたけれど,ここでは自分の後の4番手が,4がなくて5を出しています。間が”1”飛んだので,ペナルティチップ1枚獲得。これが最後のマイナス点,結構厳しいぞ。

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とにかく,カードを早くうまく消費すること。同じ数字なら複数枚出すことができるので,対面は6を2枚でいい感じ。

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下に22が見えるのに,一番上は17です・・・。必ず番号順なので,一度数字が飛んでしまったら出すチャンスがありません。それを変化できるのが緑のボーナスチップ。数字を±5できるとっても大事なチップ。でも2ラウンド分で3枚しかなく,しかも使わずに持っていると得点を戻せるので,どこでどう使うか考えどころ。まあ,しかしここは使って17に戻しました。

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みんなボーナスチップで数を調整しながら耐えてきましたが,自分はここでドロップ。残った手札を捨てて,その枚数分のペナルティチップをもらわなければなりませんが,続けてペナルティチップを増やすか,降りた分で終わらせるかも,大いに悩ましいところです。残すボーナスチップは2枚,たまったペナルティチップは7枚で第2ラウンドへ。

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第2ラウンドまで行います。さっき使わなかったカードも混ぜた上で同様に配ってスタート。どうしても出せないか出したくないとは,ペナルティチップ1枚取ってパスもできます。また,写真にはありませんが,ペナルティチップ2枚取ると,次のプレーヤーは強制的にカードをプレイしなければならないというルールもあります。それがはまると相手に大量のチップを取らせるチャンスにもなりますが。

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21が一番上に来て(22と23は除かれていたようです),みんな使えない札を捨ててゲーム終了。自分は13−2=11で,左家と同点の1位でした。もう少し少なくできる方策はあるのでしょうか・・・。

非常に簡単なルールが故になやましい手軽なカードゲームです。初めてのプレーであまりなかったのですが,パスや相手に強制させるパスなどの使い方も工夫するともっと展開が変わってくるかもしれません。とにかく順番にカードを出すだけ,だけど出せない。相手の状況に応じてどこまでペナルティチップを取れるか,ボーナスチップはどこで使うか使わせるか,悩みどころも多いけどシンプルな良作です。ただ,やっぱり4人でやるのが一番でしょう。
※2012.3.11

23(23) ゲームデータ

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○デザイン Christoph Behre
○発  表 2011年
○メーカー AMIGO
○2〜4人用 約30分
○難易度  やや軽め
○Spiel-Offensiveで購入(約7ユーロ)